投資判断において陥りがちな判断ミスとその回避の仕方(5)

現状維持バイアス(Status Quo Bias) ~投資判断において陥りがちな判断ミスとその回避の仕方(5) ~

投資判断・意思決定において陥りやすいバイアスを述べていると、自己啓発に近いものを感じてしまいます。今回は、まさに自己啓発でもよく出てくるバイアスです。

その名も現状維持バイアスです。

現状維持バイアス

 

現状維持バイアスとは

現状維持バイアスとは心理作用上の言葉としては、「未知なもの、未体験のものを受け入れたくないと感じ、現状のままでいたい」とする心理作用のことです。自己啓発においては「このままでは更なる成長は見込まれません!」といわれかねないものです。

投資における現状維持バイアスとは、投資判断の選択肢を検討する際に、「現状維持が選択肢として含まれていると、他の選択肢よりも、現状維持を選びがちになること」をいいます。その結果として、例えば以下のような問題を抱えることがあります。

・投資リスクが高すぎたり低すぎたりするポートフォリオをそのまま維持してしまう。

・投資対象の売り時や買い時を逃してしまう。

・不動産投資においては、例えば、賃貸借の募集条件の変更が遅れてしまう。
 

現状維持バイアスを克服していくことは極めて難しいといわれています。現状維持以外の選択肢を検討することは手間もかかり、「めんどくさい」というある意味魅力的な言葉で検討が即座に終えられてしまいがちです。少しでも、現状維持バイアスを克服していくには自らの投資対象についての継続的な学習と、定期的なポートフォリオの見直しが必要となります。

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