OwnersBook1年生(12)

ちょっと寄り道 ~投資の初心者 OwnersBook1年生(12) ~

これまで当然のように「へそくり」と言ってきましたが、「へそくり」は諸外国にもあるのでしょうか。

へそくり

▶ そもそも「へそくり」とは?

語源や由来を調べてみると、昔、女房が内職に綜麻(へそ。紡いだ麻糸をつなげて巻き付けた糸巻のこと。)を繰り、それで得たわずかな賃銭を蓄えたお金をへそくり金と呼んでおり、そこから、主に主婦が倹約や内職、バイト等をして内緒でこっそり貯めたお金のことを「へそくり」と言うようになったという説が一般的なようです。

内緒でこっそり貯める「へそくり」。日本の主婦たちは当たり前のようにやっており、”うちの嫁に限って”、”まさかそんな大金をためこんでいたとは…”と言いつつそこには一定の理解を示す夫たちがいます。諸外国でも「へそくり」は同じ感覚で捉えられているのでしょうか。

 

▶ 「へそくり」文化

知りあいの外国人数人に聞いてみた限り、大まかにアジア圏では「へそくり」が文化として根付いており、欧米諸国では「へそくり」をするという文化がない、もしくは「へそくり」という概念自体がない国が多いようです。

さらに驚いたことに、日本では、むしろ好ましい(家計のやりくりをしながら貯蓄もするなんて、なんて賢い主婦だ!という見方が世間の大勢である、と信じたい。。。)とさえ考えられることもある「へそくり」ですが、諸外国では必ずしもそうではありません。「へそくり」が文化として根付いている国であっても「へそくり」はあくまで内緒にすべきもので、配偶者にバレたら怒られてしまう、少々困った存在のようです。また、共働きが基本で稼いだお金を夫婦でシェアするのが一般的な欧米諸国では、「へそくり」をすること自体が夫婦の危機の象徴であるといった意見もありました。さらに、共働きであっても稼いだお金を夫婦でシェアしない場合、「へそくり」という概念自体がないということになるのかもしれません。

へそくり事情は、各国、そして夫婦の家計管理のあり方によって様々なようです。

 

▶ タンス預金を一喝

少し前に【政治家がタンス預金を一喝!】というニュースがありました。そこで言われるタンス預金の一部には夫たちに内緒でこっそり貯めた妻たちの「へそくり」が含まれることが多々あります。

過去の糸巻き賃銭から現在の倹約、内職・アルバイト等による貯蓄へ。いかにも古き良き日本らしい文化的背景のある「へそくり」ですが、未来の「へそくり」はどうなるのでしょうか。ネット社会の「へそくり」は、そのうち、家事の合間の投資・運用やネットオークション等で得たお金のことを言うようになったりするのかもしれませんね。

糸巻き

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