取引参加者の間に立ち、調整を行う者を指します。不動産投資の場合には、不動産を所有するオリジネーター、証券を発行・販売する者、投資家などが参加者となり、それらの利害関係者の調整を行う役割を担います。
アセットマネジメント(Asset Management)
アセット(asset) = 資産、マネジメント(management) = 管理・運用、の意味であり、アセットマネジメントとは、様々な資産の管理・運用をしたり、代行をしたりする業務のことを指します。
不動産投資においても、不動産証券化の流れが進んだことにより不動産の「所有」と「経営・管理」が分離されることが一般的になってきました。その中で、アセットマネージャーの業務範囲はファンドの運営方針の立案や投資対象の選定、プロパティマネジャーの選定、プロパティマネジャーへの指示出し、投資家の募集、キャッシュフロー管理、投資家に対する説明や資料作成、物件の追加取得や中途売却、価値向上など多岐にわたります。アセットマネージャーの最終的な目標は「ポートフォリオとしての不動産の収益を最大化する」ことともいえることもあります。
アセットマネジメントは概念として幅広く、具体的な取引形態によって、規制を受けることがあります。例えば、国内で金融商品に関連するアセットマネジメント業務を行うためには投資運用業または投資助言・代理業の登録が必要となります。
アセットアロケーション(Asset Allocation)
アセットアロケーションとは資産(アセット)の配分(アロケーション)、つまり、投資資金をさまざまな資産、複数の異なった資産、(例えば、株式、債券、預金、投資信託などの各種金融商品や不動産など)に、それぞれの特性を生かしながらバランスよく配分することにより、リスクを分散させて、リターンをあげようとする資産運用の考え方、投資戦略のことをいいます。
アセットアロケーションには特に決まった配分方法がある訳ではないので、資産リスクを出来るだけ最小化しながら高いリターンを得ることを目的に、資産の規模、リスク許容度、投資の目的や運用期間などに応じて決めていく必要があり、投資家によりそれぞれに応じた異なったアセットアロケーションされることになります。
具体的には、投資する資産を株式のみ、あるいは債券のみなどというように限定することなく市場環境に応じて例えば株式に50%、債権に30%、不動産に20%のように、株式や債権、為替、債権、不動産、現金などリスクやリターン、それぞれ性質の異なる金融商品に資産を配分に配分を行い、分散投資します。



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