不動産投資の基本(8)

普通口座と当座の違い ~不動産投資の基本(8)~

今回は、皆さんよく知っているようで知らない、銀行における普通口座と当座の違いについてご説明します。

 

◯ 口座の種類

銀行の口座には、大きく普通預金口座(以下「普通口座」)当座預金口座(以下「当座」)の二つがあるのは知っている方も多いと思います。また、今お持ちの銀行口座は普通口座、という方がほとんどではないでしょうか。当座については銀行で支払いをする際に目にしたことがあるくらいで、あまり気に留めたことが無い方も結構いらっしゃると思います。

普通口座も当座も、預け入れや引き出しはいつでも可能ですが、大きくは次の違いがあります。

普通口座と当座

 

▶ 当座は個人でも作れます

当座は、個人はもとより、事業者でも厳しい審査があり簡単に開設することは出来ません。端的にこの2つの口座の特徴を説明するとすれば、

普通口座 :
個人が普通にお金を預けいれるために使うことが多い「預金口座」
当 座 :
日常の商業取引において小切手や手形で支払いを行う際の「決済用口座」

つまり、誤解されている方も多いのですが、当座は個人でも事業等を行っていれば、審査はありますが作ることは可能となっております。

 

▶ 総合口座 = 普通口座 + 定期預金

普通口座と当座については上述のとおりですが、銀行に行くと、よく「総合口座」という呼び方も耳にします。一般的に、総合口座は普通口座に定期預金口座がセットされているものをいうことが多いです(各銀行によって取扱いが異なります)。

 

▶ 赤字になっても引き落とし可能

総合口座は、定期預金を預け入れた場合に「当座貸越」といって、定期預金の範囲内(一般には預金額の9割程度)の金額まで自動的に融資を受けられるシステムが付加されています。したがって、ローンの引落口座等には、もしもの時に備えて総合口座を利用するとちょっとだけ安心ですね。

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人生の三大支出に備えて ~投資の初心者 OwnersBook1年生(7)~

人生の三大支出

一般に人生における三大支出は「住宅」「教育」「老後」といわれています。大まかに「住宅」1億円、「教育」2千万円(子供一人)そして「老後」9千万円(夫婦)と謳っている本もあります。(参考文献:「お金の教科書」(ダイヤモンド社)より)
余程の大金持ちや資産家でない限り、クラクラしてしまいそうな大金です。大金が必要ということは、それだけ準備にも時間がかかります。が、幸か不幸か必要な時期はある程度決まっていますから、早めの準備を心がけたいものです。

三大支出

 

早めの準備=ずばり「今」

では早めの準備とは一体いつのことをいうのでしょうか。晩婚化の影響もあり、30代から40代にかけて、結婚・出産・住宅購入とライフイベントが集中するご時世。ライフイベントごとに場当たり的に準備を始めていたのでは間に合いません。最後の「老後」資金準備に至っては絶望的ですらあります。「住宅」「教育」資金については、働き盛りの夫婦でなんとかやりくりするにしても、「老後」資金の準備だけは、他のライフイベントにかかる資金と同時並行で準備した方が良さそうです。つまり、タイミングとしてはずばり「今」。さっそく家計を見直し、収入から「老後」準備資金を差し引いて、その残りで「住宅」や「教育」その他のライフイベントのための貯蓄や生活費を賄うようにしたいものです。

 

「老後」資金の捻出

家計を見直し「老後」準備資金を差し引いても十分とはいえないかもしれません。そんな時は、たんすに眠っている「へそくり」を思い出してみてはいかがですか。そのうちにと漠然と考えていた「老後」準備資金を投資で得た利益で補うのも一つの手です。もちろん投資なのでリスクもありますが、後手後手に回りがちな「老後」資金作りのゴールが少しでも早まるかもしれません。

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匿名組合契約とは? ~不動産投資の基本(7)~

匿名組合契約とは

2014年11月現在、日本において、金銭のリターンを提供する投資型クラウドファンディングサービスのうち、貸付型及び不特法型に分類されるクラウドファンディングサービスの多くは、匿名組合契約という手法を使用しています。また、この匿名組合契約は、機関投資家(プロの投資家)が不動産投資を行う際にも広く用いられている投資の契約形態です。しかしながら、一般的にはなかなか馴染みのない言葉ではないかと思います。今回は、そんな匿名組合契約についてその歴史を踏まえながら、説明をしたいと思います。
匿名組合

 

匿名組合契約の歴史は中世ヨーロッパから

昔、中世ヨーロッパに、地中海に船を浮かべて貿易事業を行いたいという事業家がいました。しかし、船を購入するには莫大な費用がかかります。そこで、当時、資産を持っていた教会や貴族に出資をお願いしました。その際の大事な約束事は、「出資を行う見返りに、利益が出たら出資者に分配する」というものでした。
この約束が現在の匿名組合契約の元となるもので、「匿名」と呼ばれているのは、出資者の名前が事業に現れないこと(この場合では、教会や貴族の名前が地中海貿易事業には現れない。)に由来しているといわれています。
匿名組合イメージ

 

匿名組合契約は株式会社ができるよりも以前の話

「貿易」、「出資」と聞いて、「世界で最初の株式会社のこと?」とピンと来た方は鋭い!似たような経緯で、世界で最初の株式会社が設立されます。時代はその後、大航海時代を迎え、貿易事業が長期化、高度化し、出資者から見て日々の事業で何が起こっているのかわかりにくいものとなっていきました。そのような状況において、出資者と事業家を結びつけるものとして、株式会社の概念が開発され、オランダ東インド会社が世界で最初の株式会社として設立されました。匿名組合契約は株式会社が出来るよりも以前に出来上がっていた概念ということになります。

 

匿名組合契約の流れ

匿名組合契約と株式会社の違いは別の機会に譲るとして、ここでは、匿名組合契約に関する流れを押さえていただきたいと思います。

(1) 出資者(今日では匿名組合員と呼ばれ、中世ヨーロッパの教会や貴族に該当)がお金を事業者(営業者と呼ばれ、事業家に該当)に出資します。
(2) 事業者は営利行為を行います。
(3) 利益が出たら事業者は出資者に分配します。
 

※本ブログ記事は匿名組合契約の概要を説明する目的で記載しております。契約の詳細な法的性質について責任を負うものではありません。

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