OwnersBook1年生(28)

南向き住宅のメリット・デメリット ~投資の初心者 OwnersBook1年生(28)~

住宅選びの時に主な開口部、リビングもしくはバルコニーがどちらの方角に向いているのか、皆さん気にしたことはありませんか?

リビング

 

家賃や価格にも影響が出てくるくらい方角は「重要なポイント」になっているといえそうです。一般的にはよく好まれているのが「南向き」ではないでしょうか?

日当たりが良く、洗濯物の乾きが早く、布団を干すには好都合と主婦には人気の方角ともいえます。

物件情報をみても「南向き」であることが良しとされ、人気の高さから通常家賃や売買価格が高く設定されているのがわかると思います。
そして多くの場合、明らかに「人気の南向き」「日当たり良好」など「南向き」であることが大きなセールスポイントになっています。

一方、アメリカのニューヨークでは南向きは日当たりが強く住みにくいという理由から人気はなく、北向きの部屋の方が人気だそうです。

日本ではなぜここまで「南向きが一番」といわれるまでになったのでしょうか?

昔はカビや湿気は木造住宅の大きな課題で、通風・日照・換気が良くないとダメという風潮があったようです。「日当たりが良い」ことによる太陽の恵みは快適に暮らすうえで重要視されてきたのではないかと思われます。そんな南向きにも日当たりが良い分、夏は暑く、強い日光により家具や畳、カーペットなどが日焼けする、色落ちするなどのデメリットもあります。

生活パターンから日中自宅にいないことが多いので敢えて南向きにこだわる必要もないという方もいるかと思います。また、南向きであっても目の前に高い建物が建ってしまえばせっかくの日照も期待薄になってしまいますね。

次回は東向き、西向き、北向きそれぞれの方角が毎日の生活、暮らしにどのような影響があるのか、そのメリット・デメリットをあげてみたいと思います。

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不動産投資の基本(19)

耐震、制震、免震 ~不動産投資の基本(19)~

先月、日本中で話題になったニュースの一つに、免震用のゴムの話がありました。今回は地震対策でよく話題になる『耐震』・『制震』・『免震』の三つについてその特徴等をまとめてみました。

 

◯ 耐震、制震、免震の順に発展

前回の記事(不動産投資の基本(18)~耐震基準~をご参照ください。)でお話しした新耐震基準が制定された頃は、「建物の強度をあげて地震による災害を免れる」という発想が中心となっていました。この考えを『耐震』といい、コンクリートや壁の強度を高めることが特徴で、台風等でも揺れない建物を作ることを主眼にしていました。

耐震ビルは安価にできるというコスト的なメリットもありましたが、地震のときに建物全体が大きく揺れるという問題点がありました。1995年の阪神大震災後は、そういったデメリットを解消するために『制震』機能をもったマンションやビルが急速に増えました。

制震ビルは、地震による揺れを吸収する部材を取り付けることにより高層ビル上層階の振動を抑えたもので、台風等の強風時にも揺れを抑えてくれます。ただし、地面に接した低層階は直接地震による揺れを受ける構造となっていました。

制震ビルの問題点である、低層階への揺れの軽減も可能で、かつ建物全体も地震による揺れから守ることを目的としてできたシステムが『免震』です。免震は、建物と地面を免震装置で切り離すことで、揺れそのものを建物に伝えない仕組みをとっています。

 

 【耐震・制震・免震の特徴等】
耐震・制震・免震の特徴等
2015年5月1日付日本経済新聞朝刊より引用

 

◯ 最近できた免震ビルが一番安心?

では、「最も新しい技術でできた免震ビルが一番安心なのか」という問いに対する答えは、必ずしもYesではありません。場合によっては制震ビルの方が優れている点もあります。これはそれぞれの特徴に起因しており簡単には説明ができませんが、免震ビルでも揺れが長期化することにより建物への損傷が耐震ビルや制震ビルよりも大きくなる可能性があることも指摘されています。また、免震技術の歴史が浅いために、先日起こったような免震ゴムの性能不足問題が発生することもありえますし、免震ビルは築年が経っても当初の性能を維持できているのかどうかについて定期的なメンテナンスや点検も必要となり、多額のコストがかかるのが通常です。

普段の生活においても制震ビルと免震ビルでは揺れ方が異なってくる場合があります。多少の風等では制震ビルは揺れることはないですが、免震ビルの方は、人によっては頻繁にビルが動いていると感じてしまうため住み心地が悪いと感じられる場合もあります。

一般的には最新の技術である免震ビルが優れているといわれていますが、どのような技術にも一長一短はあるということですね。

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投資判断において陥りやすい判断ミスとその回避策(6)

授かりバイアス(Endowment Bias) ~投資判断において陥りがちな判断ミスとその回避の仕方(6)~

前回の現状維持バイアスに近い心理効果として授かりバイアスというものが知られています。社会心理学や交渉術等においては授かり効果と呼ばれていて、行動経済学においても両方の呼び方が用いられています。

授かりバイアスとは、自分の持っているものを高く評価してしまうことです。これは、人が自分の既に持っているものを手放してしまうことを強く嫌う傾向を持っているからといわれています。

 

授かりバイアス

投資の場面において見られる現象としては、例えば、自分の保有している株を手放してもよいと考える最低の値段(例えば、一株20,000円)と、同じ株を購入するとした場合の最大限の値段(例えば、一株18,000円)が乖離をしていることや、相続を受けた不動産を手放したくないと考える行動が挙げられます。

この様な行動の結果として、以下のような問題を抱えることがあります。

・リスク・リターンが適切でない投資対象を保有し続けてしまう。
・「ただなんとなく安心なので、」よく知っている投資対象を保有し続ける。

不動産投資においては、その唯一性から投資対象の不動産に愛着がわきがちなので、特に授かりバイアスに注意をし、最適な売却時期を逃さない心構えが必要と考えられます(愛着がわくことを否定するわけではありませんが、投資対象として不動産を購入したからには、投資対象として、冷静に売却するかどうかを検討するべきであると考えられます。)。

授かりバイアスを避けるには、「売却をしたくない。」と考えた際に、「この値段で購入をするか?」と考えてみることで、自らが授かりバイアスに囚われているかを判断することが有効といわれています。

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